痛みの種類とその治療について
痛みはその原因によって大きく侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛、心因性疼痛の3つに分類されます。 侵害受容性疼痛は、けがや炎症といった外的な要因が加わることによって生じる痛みであり、従来より使われてきた痛み止めが効きます。 神経障害性疼痛は、けがや炎症などによって神経が傷ついて...

脊柱管狭窄症
脊柱管狭窄症という診断を受ける方が高齢者には多いです。 脊柱管は、椎体(背骨)の後ろにあり、脳の方から降りてきた神経の束を包む管です。 腰部の背骨は加齢とともに変形していきます。そうすると背骨のすぐ隣にある脊柱管は前や後ろから圧迫を受け狭くなり、その中にある神経も圧迫を受け...

帯状疱疹痛治療の新しい薬
帯状疱疹後、皮膚の症状は治っても痛みが強く残り困ることがあります。 今はリリカという薬が良く用いられています。 痛みの症状を見ながらうまく使っていけば、痛みのコントロールもかなりできるようになりましたが、まだ不十分なところもあります。...
痛み止めの薬
リリカという痛み止めの薬が最近よく使われます。確かに良く効く薬です。 とくに帯状疱疹の痛みは、ウィルスで神経が傷いたために起きるヒリヒリ、ズキンズキンと感じるしつこい痛みであり、この薬を一度でも飲み忘れると痛みが強くなるという訴えを良く聞きます。...


慢性痛の話し
慢性の痛みが長い時間続いている慢性痛の患者さんから、「何かに集中している間は痛みを感じにくく、かえってホッとした時の方が痛みを感じます。」ということを時々聞きます。 痛みの程度はさまざまです。激しい痛みが一日中続いているときには、何かに集中なんてとても難しいことです。 ...


腰痛の認知行動療法
腰痛の治療法として認知行動療法が最近注目されています。 腰の痛みというものを理解していき、痛みに対して正面から向き合って行きましょう。腰痛は時間の経過とともに治っていくものであり、それを克服して行くことによって症状を改善していきましょうというものだと思います。...


膝の痛みと鵞足
左右の膝は、狭い面積でそれぞれ体重の半分を支え、動く時には片方の膝で全体重を交互に支えるという役割を担っています。そのため膝は普段から負担が多く痛みを起こしやすいのです。 膝関節が腫れて熱を持ち水がたまっているのは関節の中の炎症によることが多く、その炎症を抑える治療が必要で...


ヘルペス
ヘルペス 単純疱疹と帯状疱疹について 皮膚にブツブツが出来て、痛みを感じるとき、ヘルペスではないかと受診されることがあります。人に感染するヘルペスビールスは、主に二種類あり、それらによって起こる病気がそれぞれ単純疱疹と帯状疱疹の二種類あります。...


腰痛の原因と当院での治療
厚生労働省の資料によると、腰痛症を訴える患者さんで原因が明らかな人の割合は約15%で、その内訳は10%の人がMRIで診断が可能な椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症であり、数%は悪性疾患や骨折といった治療に難渋するケースとのことです。...


トリガーポイント注射
肩こりや腰の痛みがしつこく続く時には、筋肉や筋膜が凝り固まって集中的に痛みを発する部位があります。 また背骨の圧迫骨折を起こした場合、骨の痛みは最低一か月は続きますがその周囲の筋肉、筋膜に痛みが放散することが見られます。頸の骨(頸椎)にヘルニアや椎間板の変性があると、頚椎か...

