硬膜外ブロックで気をつけること
- umegiiin
- 2016年5月28日
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腰は人の体重を支えている負担の多いところです。そのため二つ足で歩く人類は、腰痛に悩まされることがしばしばです。腰痛や腰から足に響く座骨神経痛の治療で硬膜外ブロックを行うことがあります。
背骨の脊髄近くの硬膜外腔という場所に、痛み止めの局所麻酔薬と、神経の腫れを軽くするステロイド剤を注入する治療です。
ステロイド剤は、適切に使えば非常に良く効きますが、長く使えば骨をもろくする、免疫力を低下させるなど、様々な副作用があります。 ブロックは通常2週間に1回の間隔で行い、ステロイド剤の使用量は少ないのですが、ステロイド剤の効果と副作用を比較してその患者さんにとって有益な治療法を選択しています。
また硬膜外腔は血管が多いために、バイアスピリンやワーファリンなどの抗凝固薬を服用中は硬膜外ブロックを行うことはできません。
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