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春の貝
- umegiiin
- 2016年3月28日
- 読了時間: 2分
今年の1、2月は、寒い日が多くあり、そのせいか当院のプランターの植物は、いまいち元気がありませんでした。しかし3月になって、やっと暖かい日が見られるようになり桜の蕾もだんだん膨らみ春の気配を感じるようになって来ました。
この時期は春野菜とともに、ハマグリ、アサリ、とり貝、ミルガイといった貝たちの美味しい季節です。雛祭りでもハマグリはなくてはならない食材です。山から流れてきた栄養分をしっかり含んだ雪解け水が川を伝わって河口まで達すると、海辺にいる貝たちは栄養分を吸収してどんどん育っていくのだそうです。
三重県の桑名市でハマグリを頂いたことがあります。「桑名の焼き蛤」と耳のどこかに記憶があります。桑名は木曽川と長良川の河口に位置しており、川の氾濫がよく起こっていたそうです。江戸時代に天下普請で薩摩藩が治水工事を行った記念碑がありました。これらの川は時には洪水を起こしながら木曽や美濃の山から運ばれた養分を蓄えて海まで運んでいたのでしょう。その栄養分のおかげでハマグリは美味しくなったのです。私たちが普段口にする食物は、いくつもの要因が互いに関連して、良い山の環境に育てられてこそ、よい海の産物が得られるのでしょう。普段からの身の回りの環境づくりがとても大切だと思いました。
余談ですが、桑名の駅に向かう途中、運転手さんにご当地の名物を聞きました。「なが餅やね、皆んなお土産に買っていきますよ。」との事でしたので、なが餅の店に寄りました。試しに食べてみると。たしかに長い形の餅でしたが、味は福岡の太宰府でよく頂く、梅ヶ枝餅とほとんど同じでした。昔から東海道の宿場町で、お伊勢参りのルートだった街で親しまれていたものだったのですね
