春の苦味

まだ寒い毎日が続きますが、店頭には、ふきのとう、菜の花といった春野菜たちが出始めています。ある会合で苦いワインを出されました。それは単独で飲むには抵抗がありましたが、春の野菜たちと頂くと口の中でうまく調和してくれたのです。苦味とは普通苦手なものですが、春が始まろうとする時期にこうやっていただくと、びしっと眼がさめて味わいが違うんだなあと、この季節になると思いだします。

四季がはっきりしている日本では、海のものも山のものも旬の時期になると、比較的安価で出回ります。しかも旬の時期のものが栄養をたくさん持っていると思います。春野菜はポリフェノールが豊富で、抗酸化作用がある、すなわち老化予防が期待できるます。サプリメントや健康食品もそれなりの考え方があるのでしょうが、私はできるだけ食事で、しかも旬のものを頂く様にしています。